
概要
浅井三代の夢と、お市の祈りを描く静謐な映像詩。
比叡を望む峠の空、燃ゆる灯、滅びの中の誇り。
歴史の悲哀と美が溶け合う、深く静かなシネマティック・バラード。
滋賀県の小谷城は、浅井長政とお市の方が暮らした山城で、浅井氏三代の居城でした。
しかし1573年、織田信長の軍に包囲され落城。お市と三人の娘は城を離れ、長政は城に残って自害します。
歌詞は、霧の山に消えゆく城、家族との別れ、滅びの中にも誇りを守った浅井の想いを描いています。
今も石垣と山だけが、その静かな記憶を語り続けています。
※ 現在の小谷の山城の静けさと眺望は抜群です。
漢字歌詞
山のかげ 霧は流れ
浅井の城に 月あかり
三代の夢を 石が守り
お市の祈り 風に揺れ
比叡を望む 峠の空
信長の軍 遠く燃ゆ
子を抱きしめ 涙こらえ
別れの鐘が 夜を裂く
燃ゆる灯よ 消えぬように
長政の声 胸に残る
滅びの中に 誇りあり
小谷の山に 光宿る
川は歌う 過ぎた時を
紅の花が 土に舞う
残した想い 風が告げ
今も静かに 歴史生きる
ひらがな歌詞
やまのかげ きりわながれ
あざいのしろに つきあかり
さんだいのゆめを いしがまもり
おいちのいのり かぜにゆれ
ひえいをのぞむ とうげのそら
のぶながのぐん とおくもゆ
こをだきしめ なみだこらえ
わかれのかねが よるをさく
もゆるひよ きえぬように
ながまさのこえ むねにのこる
ほろびのなかに ほこりあり
おだにのやまに ひかりやどる
かわはうたう すぎたときを
くれないのはなが つちにまう
のこしたおもい かぜがつげ
いまもしずかに れきしいきる
English Lyrics
Through mountain mist the moonlight falls,
On Azai’s keep, through ancient walls.
Three generations’ dreams remain,
Oichi’s prayer still speaks in rain.
Beyond Hiei’s distant light,
Nobunaga’s fire burns the night.
Holding her child, she hides her tears,
The bell of parting fills her ears.
“Keep the flame, don’t let it die,”
Nagmasa’s voice in her heart’s reply.
Within the fall, their honor stays,
Odani’s hills still hold that blaze.
The river hums of passing time,
Red petals fall, their last sweet rhyme.
Whispers of love and loss still near,
The mountain breathes—its tale sincere.