旅城ミュージック Lyrics
雪原を走る列車の窓ごしに、遠く霞むチャシの丘と鹿の影が見える、冬の釧路を舞台にしたバラードのカバー画像。
釧路の列車と冬の幻
旅城 ・ チャシ(北海道東部の砦跡イメージ) ・ 78 BPM
釧路 チャシ 冬景色
雪原を走る列車の窓ごしに、遠く霞むチャシの丘と鹿の影が見える、冬の釧路を舞台にしたバラードのカバー画像。
釧路の列車と冬の幻

概要

釧路からチャシへ向かう冬の列車で過ごす、短くて戻れない時間を切り取ったエモーショナルバラード。 白く曇る車窓、寄り添う鹿の影、丘の向こうに霞むチャシ—。 「本当はもっとそばにいたいのに、帰らなければならない」その葛藤を、 揺れる列車と雪の静けさの中で、胸に刻まれていく“冬の幻”として描いている。 やがて景色は動き出してしまうけれど、冬の匂いとぬくもりだけは、 永遠の記憶として心に残り続ける、そんな余韻を大切にした一曲。
車内は、少し色あせたシートと、足元から伝わるほんのりした暖かさ。 窓ガラスには白い息が薄く残り、指でなぞれば、 一瞬だけ外の景色と心の輪郭が、同じ線でつながっていくような感覚がよみがえる。 釧路の街の灯りが遠ざかるにつれて、 線路の両側には、雪に沈んだ原野と、ところどころに灯る小さな家の明かり。 どこか遠くには、日本100名城の一番として数えられる「根室半島チャシ跡群」があって、 アイヌ語で「柵囲い」を意味するチャシが、海を臨む崖の上に静かに残っている。 そんなことをふと思い出しながらも、 この列車から見えるのは、ただ続いていく雪の線路と、にじむ灯りだけ。 車掌のアナウンスが静かに流れ、 次の駅名が「ここから先は、もう引き返せない時間」のカウントダウンのように響いてくる。 会話をすれば、別れが近いことを意識してしまう。 黙っていれば、本当はもっと一緒にいたい気持ちが、 車輪のリズムにあわせて胸の中で大きくなっていく。 それでも、列車は時間どおりに進み、 窓の外のチャシのシルエットだけが、少しずつ近づいてくる。 この曲は、「恋人」や「友人」といった関係を限定しない、 大切な誰かとの、もう戻れない冬の車窓をテーマにしている。 降りてしまえば日常に戻るとわかっていながら、 あと少しだけ、この揺れと横顔を覚えていたい—。 そんな願いと迷いが、静かなメロディとともに流れていく。 聴き終えたあと、 自分のなかにも「降りたくなかった駅」や「終わってほしくなかった時間」があったことに、 ふと気づかされるような、冬の列車に寄り添うバラードです。
※ 景色よ止まれ。今日の温もりを消えない影として胸に残して。100名城1番の記憶を描くバラード曲です。

漢字歌詞

列車の窓が 白く曇り 釧路の街が 静かに遠のく 寄り添う鹿の影が揺れ 言えぬ想いを そっと刺す 雪に包まれた 短い時間 時の隙間に 君がいる 丘の向こうの 霞むチャシが 旅の終わりを 静かに告げる 景色よまだ 動かないで 風よそっと 時を留めて 消えてしまう このぬくもりを 冬の匂いごと 胸に残して 列車の揺れに 胸が鳴り 雪の静けさが 言葉を閉ざす 丘に着けば 帰りを知り 分かっていても 足は迷う 景色よまだ 動かないで 風よそっと 時を留めて 消えてしまう このぬくもりを 冬の匂いごと 胸に残して

ひらがな歌詞

れっしゃのまどが しろくくもり くしろのまちが しずかにとおのく よりそうしかのかげがゆれ いえぬおもいを そっとさす ゆきにつつまれた みじかいじかん ときのすきまに きみがいる おかのむこうの かすむちゃしが たびのおわりを しずかにつげる けしきよまだ うごかないで かぜよそっと ときをとめて きえてしまう このぬくもりを ふゆのにおいごと むねにのこして れっしゃのゆれに むねがなり ゆきのしずけさが ことばをとざす おかにつけば かえりをしり わかっていても あしわまよう けしきよまだ うごかないで かぜよそっと ときをとめて きえてしまう このぬくもりを ふゆのにおいごと むねにのこして

English Lyrics

The window fogs as the train moves on, Kushiro fading in the quiet cold. Two deer walking close in the snow, Stirring feelings I cannot hold. A brief moment wrapped in white, You rest softly in a gap of time. Beyond the hill, the distant Chashi Whispers the ending of this climb. Oh scenery, stay—don’t drift away, Wind, please keep this moment slow. This warmth that soon will disappear, Let winter’s scent remain below. The train’s soft sway echoes inside, Snow-silence closing every word. Reaching the hill means turning back, Knowing it still makes footsteps blurred. Oh scenery, stay—don’t drift away, Wind, please keep this moment slow. This warmth that soon will disappear, Let winter’s scent remain below.