中城城 音声ガイド
沖縄本島中部の高台に築かれた中城城。美しい曲線石垣、連郭式の縄張り、二の郭から望む中城湾、北の郭の大井戸などを、現地で歩く感覚に合わせて案内します。
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概要
概要
中城城は、沖縄本島中部、標高およそ百六十メートルの石灰岩の丘に築かれたグスクです。築城年代ははっきりしませんが、十四世紀後半に先中城按司が数世代にわたって築いたと伝わります。その後、座喜味城主だった護佐丸が王府の命で移り、北の郭や三の郭を増築しました。戦禍による被害が比較的小さく、沖縄のグスクの中でも原型をよく残す城跡として高く評価されています。二〇〇〇年には、琉球王国のグスク及び関連遺産群の一つとして世界遺産に登録されました。首里城とはまた違う、静かで力強い石垣の美しさを味わえる名城です。
アクセス
アクセス
中城城は、首里城から車でおよそ三十分、那覇空港からは一般道で北上しておよそ一時間前後が目安です。高速道路を使う場合は、北中城インターチェンジから約十分で到着できます。公共交通では那覇方面からバス利用も可能ですが、城跡の入口までは坂道が続くため、時間に余裕を持って行動すると安心です。城は高台にあり、現地では海からの風を感じる一方で、日差しが強い日は体力を使います。歩きやすい靴と水分の準備がおすすめです。首里城から続けて巡る場合でも、景色と空気の違いで、沖縄のグスクの個性をはっきり感じやすい場所です。
駐車場
駐車場
駐車場は史跡の入口側に整備されており、見学の起点として使いやすいです。中城城では、駐車場から正門付近まで無料の電動カートが運行されていて、城跡の奥が正門となる地形に合わせて、順路どおりに見学しやすくなっています。ただし、送迎は正門付近までで、そこから先は登り坂や階段があります。観覧受付時間は通常八時三十分から十七時までで、五月から九月は十八時まで延長され、閉門はその三十分後です。大人の観覧料は五百円です。到着後はまず受付を済ませ、風景を楽しみながら南の郭側から歩き始めると、中城城らしい広がりを感じやすいです。
見どころ
見どころ
見学は、南の郭から一の郭、二の郭、三の郭、そして北の郭へと続く連郭式の流れを意識すると、城のつくりがよくわかります。まず注目したいのは、二の郭の石垣です。布積みで積まれた石垣と、やわらかな曲線の美しさがひときわ目を引き、天気が良ければ中城湾まで見渡せます。季節によってはツワブキの黄色が石垣に映えて、沖縄らしい明るさを感じられます。北の郭では、護佐丸が取り込んで増築したと伝わる大井戸、ウフガーが大きな見どころです。城内に水を確保したことが、この城の実用性の高さを物語ります。階段を一段ずつ下りると、空気が少しひんやり変わり、時代をさかのぼるような感覚になるのも印象的です。